31年間景気後退知らずのオーストラリア
1990年代前半から2000年代初期にかけて起こったインターネット・バブルだけでなく、1930年代に起こった世界恐慌以来の景気後退といわれた世界金融危機の際も影響を受けなかったオーストラリア。
世界金融危機では、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、2四半期連続でマイナス成長を経験せずに済んだ3カ国のうちの1つであり、年末のマイナスGDP成長を免れた2カ国のうちの1つでもあった。

オーストラリアが前回景気後退を経験したのは1991年のことだ。それ以来31年間、経済成長を遂げてきた。アンソニー・アルバネーゼ新首相は景気後退を回避できると言っている。専門家の意見は分かれるところだ。

オーストラリア貿易投資促進庁は、回復力のある同国経済を支えるのは、労働力、国民の消費、地理的位置、多様な産業だとした。
「世界経済見通し(7月)」でIMFが、今年の世界成長率を3.2%と下方修正し、「見通しは暗く、先が見えない」という世界経済にあって、今回もまたオーストラリアは景気後退を避けることができるだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5bc4d332d320e8e67c04c783b3b8df1b0ecc7936?page=3