「活動に勢いついて」接種会場侵入…反ワクチン団体の元代表、公判で退会を明かす
2022/11/17 19:53

 新型コロナウイルスのワクチン接種会場に侵入したとして、建造物侵入罪に問われた元俳優で反ワクチン団体「 神真都やまと Q会」の代表だった男(44)ら男女5人の公判が17日、東京地裁(平出喜一裁判長)であった。検察側は元代表に懲役1年6月、他の4被告には同10月~同1年を求刑した。弁護側はいずれも執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は12月22日。

を混乱に陥れ、強い恐怖を与えた」と指摘。弁護側は最終弁論で「5人はいずれも 真摯しんし に反省している」と述べた。

 起訴状では、元代表らは3~4月、ワクチン接種を中止させようと、接種会場になっていた東京都文京区の東京ドームや新宿区の区立施設、渋谷区の小児科クリニックに侵入したなどとしている。

 論告に先立つ被告人質問で、元代表は「当時は『自分のやっていることは正しい』と思っていたが、多くの人に不安や恐怖を与えた。冷静になって、深く反省している」と説明。「罪を認めて世の中に謝罪したい」と述べ、同会に退会届を提出したことを明かした。

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https://www.yomiuri.co.jp/national/20221117-OYT1T50246/