20日のW杯開幕を前に、カタール王室が大会期間中に同国内でのアルコール摂取と販売を禁止することを国際サッカー連盟(FIFA)に求めたと英紙「デーリー・メール」が伝えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/160b451f3c9ac17739d1591a8ca2ac2d68611e7c
もともと飲酒に対して厳しく規制(特定ホテルを除く)を敷いているカタールではW杯期間中に、指定のエリアや一部のスタジアムでアルコール類の販売や飲酒を認める予定だった。しかし、同紙は「わずか48時間前」と強調し「これまでのビール政策を廃止する圧力は、カタール王室から来ていると理解されている。この問題についての議論は(公式ビールを提供する)バドワイザーとFIFAの間で協議中であると考えられている」と報じた。 バドワイザーはW杯で独占的にビールを販売できる権利を得るため、FIFAに多額の資金を提供。同紙が「数百万ポンド」(※100万ポンドで約1億6000万円)と指摘しているように同国内で全面禁酒となれば、同社から多額の損害賠償を求められることは避けられない。 「ビールが購入できるかはまだ不明であり、アルコールが確実に手に入るのはドーハのファンパークだけ」とも伝えているが、1杯12ポンド(約1900円)という高値にも批判が出ている。大会中、100万人以上が同地を訪問するが、飲酒禁止はどんな影響を及ぼすだろうか。