『水星の魔女』で知識ゼロの「ガンダム体験」 前半で早くも感情が鬱屈とする
シリーズ初視聴者でも、「ガンダム」という機体がいかに特別かがすぐ分かりました。
同時に、「ガンダム」を取り巻くストーリーが展開される5話あたりから、
いきなりシリアス度が増して驚きました。
「GUND-ARM」に搭乗するには、身体改造を施された「強化人士」となる必要があります。
そんなリスクを背負ってでも、この機体に順応しようという人間の業の深さや、
技術開発の犠牲となる人の悲しみがとてもリアルに描かれていて、ここまでの温度差にやられてしまいました。
まさか、冒頭あれだけイヤな奴として搭乗したエリートパイロット、グエルが癒やしキャラに感じられるとは……。
そして、これだけの展開を見せられて迎えた最新話は、まさかのダイジェスト特番でした。
いやうれしいけれども! 振り返りは大事だけれども!
この鬱屈となってしまった感情を、なんとか早く処理したい。
つまり、続きを早く観たいという気持ちにさせられました。
どこまでが歴代の「ガンダム」シリーズの「お約束的展開」かは、筆者には分かりません。
それでも、SF描写の美しさとそれを凌駕する濃厚な人間ドラマは、見ごたえ抜群でした
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a725aed745b540b5f3e0650283146d0c97e0450