嬢「よろしくお願い致します」
ぼく「…はい、よろしく。では、早速だけど履歴書の職歴欄に十面鬼ゴルゴスって書いてあるんだけどさぁ、君、ゴルゴスだったの?」
嬢「いえ、正確には十面鬼ゴルゴスの下半身の人面岩に並んでる顔の一つを担当してました」
ぼく「…ん?それってゴルゴスに勤めてたってことかなぁ?そもそも十面鬼ゴルゴスって何なの?」
嬢「ゴルゴスは会社と言って過言は無いかと思います」
ぼく「…あ、そう。で、一身上の都合により退社したって書いてあるけど?」
嬢「簡単に言えばゴルゴスと喧嘩別れした形ですね」
ぼく「…あ、半年で辞めたんだ」
嬢「それでもゴルゴス界隈では長いほうですけどね」
ぼく「…ん?志望動機にゴルゴス時代の経験を活かして云々書いてるけど、そんな半年だけの経験が我が社で活かせるのかなあ?ちょっと人生ナメてるよねえ?」
嬢「まあ、御社程度の弱小企業なら余裕かと存じます」
ぼく「君さあ、我が社に入りたいんだよねえ?失礼じゃない?」
嬢「まあ、そっちが入れたくねえって言うなら入りませんけど。 つか、なんかかったるくなってきましたわ」
ぼく「おまえなんか誰が入れるか!帰れバカ!」
嬢「合格の電話連絡なら平日は昼間寝てるから夕方頃お願いしますね」
ぼく「受かるわけねえだろ!このうす汚い履歴書持って帰れバカ!」
つづく…。
就職戦線、アバターあり…コロナ禍でオンライン面接進化、ITスキルのチェックにも利点
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