飲酒運転で海に転落事故 紀南教育事務所の男性職員を懲戒免職
11月18日 18時02分

酒を飲んで車を運転したうえ、車両ごと海に転落する事故を起こしたなどとして、県教育委員会は、紀南教育事務所の男性職員を18日付けで懲戒免職の処分にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは、紀南教育事務所に勤務する井戸悠貴(40)社会教育主事です。
県教育委員会によりますと、井戸職員は、今月(11月)2日の夜、田辺市内の飲食店で複数の友人と酒を飲んだあと、帰宅するために車を運転したということです。
また、その際、警察が停止を求めましたが、従わずに逃走し、近くの漁港で車両ごと海に転落する事故を起こしたということです。
職員は、翌日警察に出頭し、当初は、飲酒について否定していましたが、警察の聴取のなかで飲酒運転を認めたということです。
県教育委員会の調査に対し、職員は、「代行運転を待ちきれず、自分で運転して帰ってしまった」と話しているということです。
県教育委員会教職員課の吉田雅彦課長は、「本県教育への信用を著しく失墜させるものであり誠に遺憾です。服務規律の確保を徹底するよう厳しく指導し、意識改革に努めます」と話していました。

【田辺消防署でも懲戒免職】
このほか、田辺消防署中辺路分署の係長(49)が酒を飲んで車を運転したとして、18日付けで懲戒免職の処分になりました。
田辺市消防本部によりますと、係長は、11月16日、田辺市内で車を運転中に警察に停止を求められた際、呼気から基準を上回るアルコールが検知され、酒気帯び運転の疑いで検挙されたということです。
係長は、市内の飲食店で友人と酒を飲んだあと、車で帰宅する途中だったということで、消防本部の聞き取りに対して、「代行運転を頼む代金がなかった」と話しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20221118/2040013165.html