小松左京の56年前の短編小説(BS6005に何が起こったか)に、人類が宇宙を目指す方法として
電脳サーバーを積んだ宇宙船(ブレインスター)を地球から宇宙の四方八方に飛ばすって設定のがあったな

で、その電脳サーバーで深刻なバグが生じたので主人公(情報生命体)が、
自分の人格のコピーをバグ領域に送って調べたら、主人公(コピー)は何故か地球の
巨大マザーコンピューターの中にいて、実は宇宙にはブレインスターなんか飛ばしてなくて、
ブレインスターはただのシミュレーションに過ぎないと言うネタバラしをマザーコンピューターから受けてた
一方で、主人公(コピー元)はその情報をブレインスターの正常領域側で受け取って
そのバグ領域内に生じた地球のマザーコンピューターのイメージがバグの本体だと
判断して、正常領域から完全隔離させた

で最終的には、マザーコンピューターの中に宇宙船(シミュレーション)があるのか
宇宙船の中に自称マザーコンピューターを称するバグが生じてたのか
結論を出さないまま小説は終わってた