外国式の住所(ストリート+ナンバー)は、なぜ日本では採用されないの?
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アメリカをはじめ、海外の住所は日本の住所と書き方が異なりますよね。海外の住所は「○○ストリート○番」といったように、通り(ストリート、アベニューなど)を基準に住所が振られているようです。
このように道路を基準に番号を振っていく住居表示を、道路方式と呼びます。

実は日本でも、山形県東根市など、通りを基準に番号を振る道路方式で住居表示を行なっている地域もあります。しかし、ほとんどの地域では街区方式が採用されています。

道路方式よりも街区方式が日本で好まれる背景にはさまざまな理由が考えられますが、大きな理由の1つは日本では全ての通りに名前がついていない(もしくは浸透していない)ことでしょう。

上記のような道路方式を採用するには、まず通りに名称をつけることが必要だということが分かると思います。日本では、一部を除き、通りに名称をつける風習がありませんでした。
明治通りや竹下通りといったメジャーな通りはありますが、細い通り(細街路)にまでは名前が付けられていません。そのため、道路方式の「○○通り○番」といった住所がつけにくかったのではないでしょうか。