今年3月、名古屋市瑞穂区で乗用車を運転中に、小学生の女の子2人をはねて死傷させた罪に問われている男の裁判で、名古屋地裁は22日、検察の求刑を上回る禁固5年の判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、藤川幹人被告(52)は今年3月、瑞穂区で乗用車を運転中に、赤信号にもかかわらず脇見運転をし、横断歩道を渡っていた小学生の女の子2人をはね、1人を死亡させ、もう1人に重傷を負わせた罪に問われています。

これまでの裁判で藤川被告は起訴内容を認めていました。

22日、判決公判で、名古屋地裁・山田耕司裁判長は「見通しの良い直線道路で爪切りの爪に気を取られて脇見をして被害者2名をはねとばし、1人の命が失われた罪は重大である」
「無限の可能性が広がり希望に満ち溢れていた未来が閉ざされた無念を察するにあまりある」として、検察側の禁固4年6か月の求刑を上回る、禁固5年の判決を言い渡しました。

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