新たな宮邸は、鉄筋コンクリート造地下1階、地上2階建て(延べ面積2972平方メートル)で、改修前(同1540平方メートル)と比べて2倍の広さとなり、主に来客を接遇する公室部分と職員が働く事務部分が拡大された。総工費は約30億円。 公開されたのは、大広間と第1~第3応接室、大小二つの食堂などの公室部分。全体的に壁を不燃性の素材とし、発光ダイオード(LED)照明に替えるなど防火と省エネを進めた。シャンデリアや大理石の棚板などは、秩父宮邸として建設された1972年当時の部材を最大限活用したという。 ご一家は年度内に新宮邸に入居される予定。隣接する現在の仮住まい先の建物は、主に事務スペースとして職員が使用する。
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