これだけのビールが行き場なし! W杯ビール販売禁止でバドワイザーが写真公開
早くも世界中をアツくさせているFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会だが、その開幕直前に突然、スタジアム内でのビールの販売が禁止されたことは大きな話題となった。この決定を受けて大会スポンサーでもあるバドワイザーは、本来なら現地で販売されるはずだったビールを、優勝国の祝賀会に提供すると「積みあげられたビールの写真」付きで発表した。
バドワイザーのビールは当初、大会期間中にスタジアムとファンゾーンで販売される予定だった。ところが飲酒に対する規制を敷いているカタールは先週、スタジアムでのビールの販売を禁止すると発表。すでに現地に輸送されていた大量のビールが行き場をなくしてしまっていた。
この決定に対しては、バドワイザーを販売し、FIFAと7600万ドルのスポンサー契約を結んでいるアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)だけでなく、世界各国からカタールを訪れているサポーターたちからも不満が上がっている。
しかし、ABインベブは、大会期間中に販売できずに残った大量のビールを、優勝国を祝うために提供することにした。
「『お祝いがあるところには、必ずバドワイザーがある』という精神に基づき、バドワイザーはFIFAワールドカップのスタジアムから優勝国のファンにこのお祝いを届けたい」と、バドワイザーの広報担当者はニューズウィークに述べた。
「私たちは、優勝国のために最高の祝賀会を主催する。勝利したチームのファンにしてみれば、彼らは世界を手に入れたことになるからだ」
バドワイザーがこの祝賀会について最初に言及したのは19日のことだ。倉庫に大量のビールが保管されている写真をTwitterに公開。「新しい日、新しいツイート。勝利した国がこのバドワイザーを手に入れる。誰が手に入れるのか?」と投稿した。
広報担当者は、祝賀会でどれだけの量のビールを配布するかについては明言せず、詳細は大会の決勝戦が近づき次第、発表すると述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb9bd38250700150178fd142dc8d30276ac56908