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思いやり、コミュニケーション…忍耐? 「いい夫婦の日」 円満な結婚生活の秘訣を聞いてみた
11月22日は「いい夫婦の日」です。いくつになっても仲のいい夫婦は理想ですが、思うようにいかないのが人生。夫婦円満の秘訣(ひけつ)ってあるのでしょうか。
南日本新聞では、「みなみパス」会員にインターネットで「結婚」をテーマにアンケートし、鹿児島県内を中心に1078人から回答をいただきました。回答者の83.4%が結婚中で、6.0%が結婚歴あり、10.6%が結婚歴なしでした。
結婚中の人で今の生活に「満足」「どちらかというと満足」と答えたのは合わせて82.9%でした。意外(?)と多いですね。他は「不満」「どちらかというと不満」が計7.6%、「どちらでもない」9.5%という結果になりました。
では、円満な結婚生活に必要なものは何でしょうか。
■何はなくとも「思いやり」
「相手を思いやる気持ち。つい愚痴を言いたくなりますが…仕事で疲れているのね、と思い直し『お疲れさま、いつもありがとうネ』と言うようにしています」(50代女性、結婚中)
「お互いに思いやる心と行動」(30代女性、結婚歴あり)
「思いやり。相手に合わせること」(30代男性、結婚中)
結婚中の人、かつて結婚していた人、いずれの立場でも目立った意見でした。
■会話・コミュニケーション
「どんなにささいなことでも、お互いに感謝の気持ちを言葉にすることです。ありがとうと口にすることで、夫も優しくけんかもめったにしません」(60代女性、結婚中)
「会話の際、ちゃんと返事をすること。聞き流すのはダメ」(40代男性、結婚中)
「ありがとう、おはよう、おやすみ、いただきます、ごちそうさま、行ってらっしゃい、気をつけてね、お帰りなど、毎回言葉にすること」(50代女性、結婚中)
言ったかどうかじゃなくて、相手に伝わっているかが大事ってことですね。
■我慢・忍耐
「我慢と譲り合いと突っ込みすぎない関係」(30代女性、結婚中)
「我慢、忍耐、すべて円満に解決する」(60代男性、結婚中)
「1に忍耐、2に忍耐、3、4がなくて5も忍耐。自由が欲しければ相手をまず自由にしてから」(60代女性、結婚中)
こちらの回答は結婚生活の満足度が下がるにつれて多くなる傾向に。因果関係がありそうです。
アンケートでは理想の有名人夫婦とその理由も聞いてみました。
■三浦友和・山口百恵さん
「人気絶頂期にサッとやめて大好きな人に添い遂げて、今も幸せそのものですてきすぎる。三浦さんが現役で頑張っているのは百恵さんのおかげではないでしょうか」(50代女性)
「一度もけんかしたことがないということがすごいなと思いました」(60代女性)
■桑田佳祐・原由子さん
「原さんはあれだけ長くバンド活動して、桑田さんを理解して、帰ったら奥さんに戻るって、すごくお互いを尊重しないとできない」(40代男性)
「才能がある者同士、お互いをリスペクトしている」(50代女性)
■ヒロミ・松本伊代さん
「パパ、ママと呼び合いながら楽しい生活を送っている様子がうかがえます。ヒロミさんは伊代さんの失敗などをネタにしていますが、愛情表現の裏返しですね。手をつないで散歩もするようで、自分たちもそんな仲でありたいなと思います」(40代・女性)
「なんでも言い合える間柄。お互いの欠点も認めて、なおかつ笑いに変えて人前でも話せるところ」(60代・男性)
■唐沢寿明・山口智子さん
「何年たってもデートしたり、お互いを思いやってるところ」(30代女性)
「お互い仕事、趣味を満喫していらっしゃるので」(40代女性)
どうでしょう、ヒントは見つかりましたか?長年連れ添った夫婦といってもお互い一人の人間。相手の立場を尊重することが大事なのかもしれませんね。
最後に、結婚歴あり・なしの人に、将来結婚(再婚)したいか聞きました。こちらは「したい」「どちらかといえばしたい」は計47.5%、「したくない」「どちらかといえばしたくない」が計44.1%で、ほぼ同じ割合となりました。