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排泄に失敗したお年寄りをナイスフォローした介護士のエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。
「パンツにウンチを漏らした車イスのお婆ちゃん(96歳)が、小さな声で『また、やっちゃった..いつも迷惑かけてゴメンね…』と僕に言った『大丈夫です。実は、僕も昨日ウンチ漏らしちゃって…内緒でお願いしますね』って言ったら『私は昨日は大丈夫だったよ。勝ったね!』って元気ハツラツになってくれた」
と件のエピソードを紹介したのは現在、フリーランスラボ合同会社代表のてれたすさん(@teretasu)。
てれたすさんにお話を聞いた。
ーーお年寄りが排泄の失敗を苦にしてしまう例は多いのでしょうか?
てれたす:迷惑をかけてしまった、恥ずかしいと思い、苦にされる方が多いです。どちらかと言うと女性のほうが多い印象ですが、やはり男性もいらっしゃいます。中には隠したり、自分で処理しようと思って余計に大変なことになってしまうケースもあります。
ーーこのお婆ちゃんから「また、やっちゃった」と聞いた際のご感想をお聞かせください
てれたす:申し訳なさそうにしていらっしゃったのですが、僕たちはそういうお世話をさせていただくのがお仕事です。いかに遠慮なく過ごしていただくかを常に考えていたので、とっさにああいうことを思い付いたのだと思います。
ーーてれたすさんの「昨日ウンチ漏らしちゃって」は本当だったのでしょうか?
てれたす:本当に昨日もらしていたわけじゃないんです(笑)。ただ、お酒を飲んだ時とか、お腹がゆるくなってはずみで出てしまうことってあるじゃないですか。そういう経験があったのでまったくの嘘ではないんです(笑)。
ーーこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。
てれたす:ずいぶん過去のことですが、お褒めいただく声が多くて嬉しかったです。介護の仕事って、身体的なケアはもちろん心のケアもとても大切だと思うんです。今回の投稿が、そういう認識が広まる助けになっていたら有難いですね。
https://yorozoonews.jp/article/14767409