誰しも嘘をつくことはありますが、中にはもはや嘘と現実の境が分からないくらいに嘘を重ねてしまう人がいます。あまりにも嘘が多い場合は、パーソナリティ障害が背景にある「虚言癖」の可能性があります。今回は、虚言癖の特徴やタイプ、パーソナリティ障害との関連性について解説します。

虚言癖とは
虚言癖とは、どうしても嘘をついてしまう人間の性質を表す専門用語です。1891年にドイツの心理学者アントン・デルブリュックによって提唱されました。簡単に言えば嘘つきのことを指しますが、明確に嘘だと分かって話している場合と、統合失調症のように自分の言っていることを認識できず、結果的に事実と反することを述べてしまったり、解離性障害の解離が起きている間の記憶がないのでその間にした約束を覚えておらず、嘘つきと言われてしまう場合があります。一般的に、虚言癖は前者の場合を指します。
https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/personality-disorder/5350#:~:text=%E8%99%9A%E8%A8%80%E7%99%96%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82,%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%8F%90%E5%94%B1%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82