復讐物語に酔う日本人

《復讐(ふくしゅう)は甘美な感情である。それは我々の心に深くうえつけられた自然の感情である。わたしにはまったくその経験がないけれども、それがよくわかる》


ところで、いま多くの日本人がある男の復讐行為に酔っている。「忠臣蔵」や「曽我物」がもてはやされるのは、
復讐について甘美な感情をもって受け止める傾向がいっそう強いからだろう。その背景には武士道があるのかもしれない。

ある男とは、言うまでもなく街頭演説中の安倍晋三元首相を射殺した男のことである。

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の熱心な信者だった母が巨額の献金を繰り返したために家庭が壊され、自身の人生も大きく狂わされたと感じた男は、復讐のため安倍元首相を標的にしたとされる。
男は暗殺に「政治的意図はない」と述べ、あくまでも個人的な復讐であると主張しているが、即断はできない。
復讐物語に酔いやすい日本人ならば、男を「犠牲者」「英雄」と持ち上げる者も多数出てくるはずであり、
その声はツイッターや交流サイト(SNS)を通じて拡散するに違いないと考え、今回のテロ行為を教唆した策士がいるのかもしれない。
もちろん、私の妄想にすぎないが…。


https://www.sankei.com/article/20221126-4FEMELNUEVLEBNFNIVN2IJL5AY/

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