「日本で働きたいですか?」円安で変化するアジアの若者たち
“家族を幸せにしたいのに…” 5か月送金できず
「日本に来たときには、こんなことになると思いませんでした」
岐阜県内の建設会社でとび職として実習を行い、給料は毎月、手取りで23万円ほど。
毎月13~14万円を母国に送金し、家族の生活を支えてきました。
しかし円安の影響で、送金の際にベトナムの通貨・ドンに両替すると以前に比べ2~3割も
目減りしてしまう事態となり、5か月前から毎月の送金を停止せざるを得なくなりました。
“ベトナムではもう集まらない…”

ミャンマーでは希望者が急増
実はミャンマーでは、円安の影響はさほど受けていません。
アメリカやEUなどからの制裁を受け、ミャンマーの通貨・チャットの価値は大きく下がりました。

30年ほど前に外国人技能実習制度が始まった当初、最も多くを占めていたのは中国からの実習生でした。

しかし、中国の経済成長に伴い来日人数が減少すると、
取って代わるように、ベトナムなどより賃金水準の低い国の人材にシフトした過去があるのです。

専門家は「来てくれる人を求めて次々と新しい国を探す」という
構図では根本的な解決にならないため、今回をきっかけに、
外国人材をどう受け入れていくべきか考え直す時期にきていると指摘しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221114/k10013890281000.html