夜明け前の住宅街「かなり火が…」通報 千葉・松戸で7棟燃える…焼け跡から1人の遺体

28日午前4時半ごろ、千葉県松戸市で、夜明け前の真っ暗な住宅街を、炎が赤く染めていました。

撮影された映像では、“バキバキ”と音をたて住宅が激しく燃える様子が映っていて、大量の煙が立ち上り、辺りを真っ白に覆っていました。

この火事で住宅7棟が焼け、火元とみられる住宅の焼け跡から、1人の女性の遺体が発見されました。

鎮火から約7時間がたった午後3時ごろ、現場では黒く焼け焦げた住宅が、今にも崩れそうな状態になっていて、規制線が張られた奥では、現場検証が行われていました。

現場は、JR常磐線の北松戸駅から西におよそ1.2キロ離れた住宅街の一角です。上空からの映像では、住宅が密集した地域で、火元の家から広範囲の6棟に燃え広がったことがうかがえました。

警察などによると、この日の午前3時45分ごろ、「火事です。かなり火が出ています」と119番通報がありました。

火事の映像を撮影した人は、当時の状況について、「とにかく煙がすごく、200~300メートルくらい離れていても、焦げ臭いにおいを感じた」といいます。

今回の火事では、消防車など17台が出動し、およそ4時間半後に消し止められました。

消防によると1人の女性の遺体が見つかった家からは男女2人が病院に搬送されました。53歳の女性が全身のやけどで重傷を負ったほか、58歳の男性が左手をやけどし軽傷だということです。

警察は、遺体の身元の確認を急ぐとともに、出火原因などを調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5351f81fb124a23da9be7132b4373089a5d02d0f