>>30
思想的土台の“新”古典派は、価格は製造費用ではなく市場が決めると考え、
一切の規制なく自由な市場に任せるときが
合理的経済人として行動する各個人により最適な均衡(パレート最適)を実現すると考えた

詳細は長くなるので省くけど、累進課税がMAX90%だった時代のアメリカも“自由の国”だったが、
ソビエト崩壊後に社会主義が失敗したと評価され、また成熟した結果の当然として
先進国の成長率が鈍化したこと、社会主義の脅威が後退したことにより
部分的に取り入れた社会主義的政策を巻き戻したい資本家・富裕層の利害と
少ない(究極はゼロ)規制と政府介入・成長のためには資本家への資本偏在が必要、
と主張する新古典派が一致し、税のフラット化や(無条件な)各国市場の自由解放、
金融規制の撤廃などが進められた

元々の自由主義は身分性や封建制度などからの“自由”で特権階級の特権を削減するといった意味もあったが、
“新”自由主義は社会福祉や税による再分配を否定する特権階級の特権を強化する自由主義