群馬県が月1回発行する「ぐんま広報」の2022年11月号の表紙写真が“絶景”のあまり、一部で話題になっているという。湯船の先に見ごろの紅葉、水面まで赤や黄色に染めている。しかも特集は日常を離れて心身を癒すリトリート。こんな景色を眺めつつ温泉に漬かれたら、きっと癒やされるはず。想像するだけで疲れが吹き飛びそうだが、この“絶景”はどこ?

 県内で生まれ育ち、ここでの記者生活も十年あまり。これほどの“絶景”なのに、どこなのか見当もつかない。広報を発行する県メディアプロモーション課に聞いてみた。

 「県内ではない可能性が高いです。どこなのかも分かりません」(担当者)

写真について、担当者はこう説明してくれた。「特集に連動させるため、温泉と自然をイメージした写真を素材サイトで探し、より良い写真を選びました。(広報紙を)見てもらうためには表紙も大事です」

ちなみに、どこの景色か分からないのは、素材サイトに撮影地などの詳細が明記されていなかったためという。実在する風景か尋ねたところ、「確認のしようがない」という回答だった。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/207843
https://i.imgur.com/RctJuzL.jpg