消火活動中の消防士ら16人やけど 消毒液が化学反応 熊本 天草 | NHK | 熊本県
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221130/k10013908451000.html

29日夜、熊本県天草市で店舗を兼ねた倉庫などが焼け、消火活動にあたっていた消防士など16人がやけどをしました。
警察は、焼けた建物にあった消毒液が化学反応を起こしたことで、けが人が増えた可能性もあるとみて調べています。
29日午後10時20分ごろ、天草市楠浦町で「建物の前に置かれたものが燃えている」と近くを通りかかった人から消防に通報がありました。

火はおよそ4時間後に消し止められましたが、プレハブの事務所が全焼したほか、隣接するコンクリート造りの魚の餌などを販売する店舗を兼ねた倉庫の一部が焼けました。

警察によりますと、この火事で、この店を運営する77歳の男性のほか、消火活動にあたった消防士と消防団員、合わせて15人がやけどをして、3人が病院に搬送されました。

いずれも、けがの程度は軽いということです。

警察は、焼けた店舗兼倉庫に置かれていた魚の消毒に使う過酸化水素水が化学反応を起こしたことで、けが人が増えた可能性もあるとみて、原因を詳しく調べています。