「車が停まってくれない」横断歩道を渡ろうとする人がいるのに…4割未満しか停車しないワケ
国内

石川県内で、歩行者が横断歩道を渡ろうとしている場面で「一時停止をした車両は全体の36パーセントだった」という調査結果が出ました。つまり6割以上の車が一時停止していないということになります。

今回考えるのは“信号機のない横断歩道”。歩行者やドライバーはどのような心境なのでしょうか。

MRO久保田アナウンサー
「横断歩道で待っていますが…あ、車が止まってくれないです。今ワゴン車が…止まってくれました。ありがとうございます」

信号機のない横断歩道で、たびたび見かけるこのような光景。本来、横断歩道は「歩行者優先」と交通ルールで決められていて、ドライバーが歩行者の通行を妨げた場合は道路交通法違反となります。

久保田アナ
「あっと…向こうからベビーカーを押した女性2人が横断歩道を渡ろうとしているんですが、車が目の前を次々と通り過ぎていきます」

Q数台通り過ぎていったが、このような経験は?
「あります。さっきのような狭い道だと大きな車が来たりして子どものことも心配」
(横断した女性2人組)

ドライバーと歩行者 双方の言い分もあるようで…

街の人
「いやあ…怖いですよ。本当に車が止まってくれるのを確認してからじゃないと渡れない。富山や石川特有みたいな…長野と比べたら、となりますよね」

車が止まってくれるかわからない、という意見が上がる一方で…。

タクシー運転手
「歩行者と自転車の歩き方と渡り方をしっかりしてもらわないと困る」
Qヒヤッとしたことは?
「ありますあります、斜め横断とかで何回も。急ブレーキ踏んだり…堪忍してよって思う」

このように歩行者とドライバー、双方の言い分があるようです。調査を行っているJAFの担当者は、横断歩道前で一時停止する車は徐々に増えていると話します。

JAF石川支部 南出衣里奈さん
「運転手は、道路標示のダイヤのマークを見つけた場合、まずは横断歩道周辺に歩行者や自転車がいないか確認してください。横断者も無理な横断はしないよう、ドライバーにもわかりやしような意思表示をしっかりしてもらえれば」

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/194377