中国が29日深夜(日本時間30日未明)に打ち上げた有人宇宙船「神舟15号」は30日、中国が独自に建設してきた宇宙ステーション「天宮」にドッキングした。国営メディアが伝えた。飛行士が天宮に乗り移り、ステーションは実質的に完成した。習近平指導部は「自主技術」によるステーションだと強調し、宇宙開発の実力向上を誇示している。

 日米やロシア、カナダなどが運用する国際宇宙ステーション(ISS)は老朽化も指摘されている。中国当局は天宮に外国の飛行士を受け入れる計画もあると説明しており、宇宙開発分野で国際的な主導権を握ることを狙っている。

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