江沢民元国家主席が死去 96歳 中国・新華社通信報道

https://mainichi.jp/articles/20221130/k00/00m/030/219000c

 中国の国家主席を務めた江沢民(こう・たくみん)氏(元中国共産党総書記、元中央軍事委員会主席)が11月30日、白血病と多臓器不全のため上海市内で死去した。

96歳だった。

中国国営新華社通信が報じた。

江氏は毛沢東、ケ小平の両指導者を継ぐ第3世代指導部の中核を担い、中国の大国化と経済の急成長をけん引した。

 対日関係では、98年11月の訪日で小渕恵三首相(当時)と「平和と発展のための友好協力パートナーシップ」をうたう日中共同宣言を発表した。

だが90年代半ばから、日本による中国侵略の歴史を強調する愛国主義教育を強化し、中国の若者の対日感情悪化につながったといわれる。