福島県会津若松市の職員が児童扶養手当などを着服した事件で、県警は1日、同市河東町、元市職員の無職の男(51)(懲戒免職)を詐欺容疑で逮捕した。
発表によると、男は、過去の受給者の名前を使って自身の預金口座に児童扶養手当が振り込まれるよう不正なデータを作成し、3月11日、960万3000円を振り込ませてだまし取った疑い。男は当時、市こども家庭課で児童扶養手当の支給業務を担当していた。
市の調査で、男が2007年4月~今年3月、同様の手口で児童扶養手当など計約1億7700万円を着服していたことが判明。市は9168万円を回収したが、残る約8532万円が未回収となっている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221201-OYT1T50197/