iPhone15にはソニー製の「2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー」が採用される
https://digicame-info.com/2022/11/iphone152cmos.html
PetaPixelに、iPhone15などのスマートフォンに、ソニーが昨年開発発表した「2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー」が採用されるという情報が掲載されています。

・Sony Will Supply Apple with 'Advanced' Image Sensor for the Next iPhone

ソニーはAppleの次世代のiPhoneに、取り込める光の量が倍増し、強い逆光でも顔を明確に写すことができる最先端のセンサーを提供するようだ。

日経アジアが、ソニーがAppleや他のスマートフォンメーカーに、新型のイメージセンサーを供給することが判明したと報じている。

この記事によると、ソニーの新型センサーはピクセルの信号の飽和レベルが2倍になり、より多くの光を取り込むと同時に、特定の設定で露出オーバーやアンダーを抑えることを可能にしているということだ。その結果、低照度性能が改善するだけでなく、強い逆光に照らされた顔などの、露出差の大きいものをより適切に捉えることができる。

このセンサーの名称は日経アジアには掲載されていなかったが、この記事の内容は、ソニーが1年前に開発発表した2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサーと一致している。これは2倍の集光力を可能にする設計だ。

一般的なセンサーは、フォトダイオードとトランジスタを同じ基板上に配置しているが、この新設計のセンサーは、それらを異なる層に分離することで、ダイナミックレンジを飛躍的に向上させ、ノイズを低減させている。

ソニーの開発発表時には、この新しいセンサーがいつコンシューマー用の機器に採用されるのか、また、いつから量産されるのかについて、明言されていなかった。しかし、ソニーが、2023年秋に発売予定のスマートフォンにこのセンサーが搭載できるよう準備を進めていることが判明して、これらの疑問は解決したようだ