男女交際を禁止する校則をめぐり、「堀越高校」に通っていた元生徒の女性が、学校を運営する「堀越学園」を訴えた裁判で、東京地裁は30日、学園側に約97万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
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芸能人が通う学校として知られる堀越高校。30日の裁判は、その校則をめぐるものでした。
社会人（21）
「学校が決めることではないと思う。恋愛に関しては」
落語家（28）
「付き合っちゃダメなんですか？」
堀越高校が校則に明記しているのは「男女交際の禁止」です。この校則に違反した元生徒が裁判を起こしたのです。2019年、堀越高校に通っていた当時3年生の女子生徒は、男女交際を禁止する校則に違反したことを理由に自主退学を勧告されたなどとして、学校側に約700万円の損害賠償を求めていました。
訴状などによると、元生徒は教員から事情を聞かれた際、スマートフォンの開示を要求され、中の画像もチェックされたといいます。その後、自主退学を余儀なくされたということです。
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男女交際禁止の校則について、街の人は――
別の学校に通う高校生（18）
「禁止しなくていいんじゃないですかね。学校側がそこまで干渉する必要ない」
大学生（21）
「そういう（芸能人が多い）学校だから、そういう校則ができたんだろうという背景は、なんとなく理解はできる。それに対する処分（自主退学勧告）に関しては反対です」
30日の判決で東京地裁は、男女交際禁止の校則について「生徒を規律するものとして有効」としたものの、「教育的指導などをすることなく、自主退学の勧告を行ったことは社会通念上、著しく妥当を欠いている」と指摘し、堀越高校を運営する堀越学園側に約97万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
堀越高校は「判決文を精査した上で、今後のことは決めたい」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/69a385920dd7bfc266e6ac4de1155823f1a7e75e
