「スラムダンク」映画公開 〝聖地〟鎌倉の踏切にファンが殺到 地元住民の受け止めは…

 神奈川県の藤沢と鎌倉を走る江ノ島電鉄のある場所が、再び脚光を浴びている。人気漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」のアニメのオープニングシーンに登場した、鎌倉高校前駅(鎌倉市腰越一丁目)近くの踏切だ。

 3日から映画「THE FIRST SLAM DUNK」が公開されることもあり、大勢のファンたちが写真撮影に訪れている。

 地元の受け止めはどうなのか。世代を超えて愛されるスラムダンクの〝聖地〟を歩いてみた。

 11月下旬。平日にもかかわらず、多くの観光客が踏切周辺に集まっていた。聞こえてくるのは日本語に中国語、韓国語とさまざまな言語での会話だ。

 東京都から遊びに来た30代の日本人カップルは、目を輝かせて踏切を見つめる。「スラダンの大ファンなので、来ることができて感動。映画も、もちろん見に行きます」

 シンガポールから来た21歳の女性2人組は、電車が通過する瞬間を写真に収めようと、スマートフォンを握りしめる。「小さい頃にスラムダンクを見ていたの。海も見えて、日本っぽくてすてきね。ビューティフル!」。撮影後は、すぐにインスタグラムで発信していた。

 香港から来た42歳の男性は、スラムダンクを見てバスケットボールを始めたという。「僕は(主人公の)桜木が好き。バスケを始めたばかりの桜木のディフェンスが面白かった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab396c91bd60ad75d2ed85cc40282922bbece54