宮崎市の宮崎海洋高で2018年、カッター部の練習中に教諭が操縦する教習艇から落水する事故で重傷を負い障害が残ったのは、学校側が安全注意義務を怠ったのが原因だとして、当時1年生だった男性(19)と両親が県に約5486万円の損害賠償を求めて宮崎地裁に提訴していたことが1日、分かった。
 訴状によると、男性は18年7月22日午前11時ごろ、宮崎港の岸壁に停船中の教習艇に乗船。船が動き出したため、船内の天井につり下げられた係留ロープをつかんだが、固定されておらず船尾から落水した。船尾のプロペラに下半身を巻き込まれ、恥骨、座骨の骨折や欠損などの重傷を負った。

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