「トンネルには、海などから塩分を多く含む水が1日600トンも染み出してくる。塩水でレールや電気設備が地上より早く傷むため、異常を見つける特に厳しい目が必要となる」と説明。
ほぼ毎日、上下どちらかの運行を取りやめ、作業員が決められた時間内にレールや電気系の補修、点検を行うという。

 横浜市から訪れた女性会社員(39)は「海底より深いところにこれだけ長いトンネルを掘り、80年も使い続けるなんてすごい技術だと感じた」と話した。
ツアー後、笠副課長は「歴史あるトンネルを守り、90周年、100周年を皆さんと喜び合えるよう、保守作業を続けていく」と語った。

↓に写真あり
戦中に開通した「世界初の海底トンネル」80歳…10年ぶりの内部ツアーは即日完売
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221203-OYT1T50158/2/