300年以上前から伝わる伝統の祭り、「秩父夜祭」が3日夜、3年ぶりに開催され大勢の人でにぎわいました。

ユネスコの無形文化遺産に登録されている「秩父夜祭」は、埼玉県の秩父神社に300年以上前から伝わる伝統の祭りです。
3日夜は、ちょうちんやぼんぼりを灯した豪華な山車が勇壮なお囃子を響かせながら、「お旅所」と呼ばれる祭りの会場までのおよそ1キロを練り歩きました。
重さ10トンを超える山車が、長さ50メートルほどの坂をのぼる最大の見せ場では、ひき手たちが「わっしょい、わっしょい」と声をあげながら山車を引き上げていました。
6500発あまりの花火も打ち上げられ、祭りは最高潮を迎えました。
ことしはコロナ禍で3年ぶりの開催となり、秩父市によりますと28万人余りが来場したということです。
兵庫県から訪れた80代の女性は「山車もきれいに見ることができて大満足です」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221204/1000087326.html
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