年末年始の輸血用血液がピンチ 背景には新型コロナに…鳥インフルも? 赤十字が献血協力呼びかけ 鹿児島
新型コロナウイルスの感染拡大や鳥インフルエンザの相次ぐ発生が影響し、鹿児島県内で献血の協力者が減り、県赤十字血液センターは危機感を募らせている。
年末年始に輸血用血液を安定供給するためには、18日までに2681人分(400ミリリットル換算、1日時点)を確保する必要があるといい、協力を訴えている。
センターによると、11月に献血した人は3711人で過去5年の同月で最も少なく、不足人数は236人分に上った。コロナに感染し協力できない人が増加。
出水市の鳥インフルエンザの防疫作業に当たる行政職員らは、最後の発生日から3週間献血できないため、例年は多数の協力が得られる県庁や市役所に移動バスを置けない状況も響く。
体調を崩す人が多い冬場は献血する人が減る一方、年末年始は交通事故などで使用量は増えるという。
担当者は「このままでは安定供給に支障を来す恐れがある。400ミリリットル献血は、男性は前回から3カ月、女性は4カ月たてば可能。今年既に献血した人も、複数回の協力を」と求めた。
鹿児島市の「献血プラザかもいけクロス」の定休日は木曜、「献血ルーム・天文館」は金曜。献血バスの運行計画はセンターのホームページで確認できる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/577c5eb4ef54227b2176954c7d7387a01e913551