BYD、e-SUV「ATTO 3」の日本価格は440万円 2023年1月31日に発売
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1461021.html

BYD Auto Japanは12月5日、ミドルサイズe-SUV「ATTO 3(アットスリー)」の価格を440万円とし、2023年1月31日に発売すると発表した。

続けて、2023年中頃にe-Compact「DOLPHIN」、2023年下半期にe-Sedan「SEAL」を日本で販売する予定。

 BYD Auto Japanは、日本のユーザーニーズに応えるサービス体制を構築するべく、2025年末までに日本各地に100店舗以上の販売ネットワークを構築し、乗用車の販売やアフターサービスを提供していくとのこと。
まずは、2023年1月下旬以降、15都道府県に計22の開業準備室を順次オープンする計画で、商談や試乗の案内を開始するとした。

 また、頭金・ボーナス払いなしに加え、登録諸費用、リース期間中の自動車税、自賠責保険、預かり法定費用、リサイクル関連費用が全て含まれている4年サブスク型リースプラン「BYD eフラット」では、
毎月定額4万400円(税別。「令和4年度クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」と同額の補助金が適用された場合)でATTO 3を購入可能。
そのほかにも、4年残価据置型ローン「BYD eローン」など、多彩なファイナンスプランを用意している。

 さらに、オリジナル補償を付帯したBYDオーナー向け専用自動車保険「BYD e自動車保険」として、正規ディーラーを通じて販売する代理店型保険に加えて、
インターネットを通じて、顧客が直接保険会社と契約・更新などの手続きを行なえるダイレクト型保険も合わせて用意される。


ATTO 3の概要
 日本発売モデル第1弾となるATTO 3はBYDの世界戦略EVで、2022年2月に中国で販売を開始して以降、オーストラリアやタイなどのアジア太平洋地域でも発売され、
10月末までのグローバルでの累計販売台数は14万3000台に達している。さらに、欧州ではドイツやフランスなどを含む9か国での販売も決定しており、
Euro NCAPの安全性評価で最高評価の5つ星を獲得するなど、高い安全性が裏付けられている。

 ATTO 3は、BYDが独自開発した「ブレードバッテリ」と8つのモジュールを集約した「8in1 パワーシステムアッセンブリー」を搭載したEV専用のプラットフォーム「e-Platform 3.0」を採用。
58.56kWhのバッテリと150kW/310Nmのモーターを搭載し、485km(WLTC値自社調べ)の航続距離を達成した。

ブレードバッテリの採用により、車両の高い安全性を実現したほか、複数のモジュールを集約したことにより、
低重心かつフラットな床面で、広い車内空間とスタイリッシュなデザインを実現。
また、熱帯地域でも寒冷地域でもバッテリ温度を一定に保つバッテリマネジメントシステムなどを含む8in1パワーシステムアッセンブリーとヒートポンプシステムにより、エネルギーの効率的な出力を可能としている。
加えて、車両の駆動や制動、ステアリング情報を緊密に統合することによって、ドライビングにおける高度な制御や支援につなげている。

ADAS(先進運転支援システム)においても、同一車線内走行支援のナビゲーションパイロットや死角をサポートするブラインドスポットインフォメーション、
自動緊急ブレーキシステムなど、充実した機能を標準で装備。

 Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応するとともに、車両に搭載した通信モジュールでコネクテッド機能を装備しているため、
BYDスマホアプリとの連携やOTAリモートアップデートに対応する予定としている。

 そのほかにも、V2L(Vehicle to Load)とV2H(Vehicle to Home)にも対応しており、停電時の電源供給やキャンプをはじめとする野外での活用など、e-Lifeをサポートするとした。

 ATTO 3のエクステリアは、スポーティで精悍なフロントフェイスを特徴とし、流線的で躍動感あふれるデザインを採用。
ダイナミックでシャープなウエストラインは、BYDグループの一員であるTATEBAYASHI MOULDINGが持つ熟練の金型技術によって実現している。

 インテリアは“フィットネスジム×音楽”をモチーフにデザインされており、トレッドミルに着想を得たセンターアームレスト、ハンドグリップを想起させるドアハンドルのほか、
弦をはじくと音を奏でるドアトリムなど、ドライブが一層楽しくなるデザインが随所に用いられている。