日本株下落銘柄1000超、新市場で最長記録-円安トレード終了の見方

日本株市場で値下がり銘柄が1000を超える日が5日まで6営業日連続となり、4月の東証プライム市場発足後の最長記録を更新している。

日経平均は1日には1%弱の値上がりで5日も上昇したが、値下がり数はいずれも1000を超えた。プライム市場の上場銘柄数は1836で、この2日間は日経平均は上昇しながら全体の6割以上が下落した。これまで値下がり1000超は最長でも4日連続で、11月末からの連続記録が目立つ。6日の日本株も値下がり銘柄数は1000近辺で推移している。

野村アセットマネジメントの石黒英之シニア・ストラテジストは、足元の下落銘柄の多さについて「大きな流れとして米金利低下とドル安を見込んで日本株を外す表れではないか」と指摘した。今年はインフレ過熱を想定した米金利上昇とドル高が円安を通じて日本株を業績面から支えたのが特徴だったが、こうした基調が転換したとの見方だ。
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