長野市の青木島遊園地の廃止方針を巡って、インターネット上で、市に苦情を寄せた住民を特定し、誹謗(ひぼう)中傷する動きが見られる。
遊園地周辺の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿する目的で撮影に訪れる人もいる。
8日の市議会一般質問でも、こうした動きを懸念する声があった。

 誹謗中傷はネット上の掲示板サイトで目立ち、「迷惑クレーマー」「心の狭い、悲しい人」「民衆の敵」といった書き込みが見られる。住民の経歴などを調べ上げようとするサイトもある。

 同日の一般質問では「さまざまな関心が集まっている。周辺住民の生活への悪影響はないか」と市議の質問があった。
地域・市民生活部の宮岡靖部長は「地区外の人が遊園地周辺に興味本位で入ってくることで、普段通りの生活が送れなくなることへの不安を訴える意見が寄せられている」と答弁。
「必要に応じ関係機関と連携して対応する」と述べた。

苦情を寄せた住民をネット上で中傷する動き 長野市の公園廃止巡り 市議会でも懸念の声
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022120801207