千葉県松戸市の日本維新の会の市議会議員が、市の青少年相談員の立場で把握したおよそ60人分の個人情報が、ことし夏の参議院選挙に立候補を予定していた候補者の事務所に提供され、選挙活動に使われていたことが分かりました。個人情報の目的外の使用に当たり市議会議員は謝罪しました。

先月、行われた松戸市の市議会議員選挙で初当選した、日本維新の会の柿沼光利議員は、夏の参議院選挙に比例代表で立候補を予定していた、同じ党の候補者を支援するため、ことし5月、候補者の事務所に有権者の名簿を提供しました。

柿沼市議は当時、日本維新の会の衆議院議員の秘書を務めていて、市議によりますと、提供した中に市の青少年相談員の立場で、把握して管理していたキャンプの参加者、およそ60人分の名前や住所の個人情報が含まれていたということです。

キャンプの参加者に公選はがきが送られきたことで分かり、市議は青少年相談員を辞任したということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221209/k10013918481000.html