「税金」に頼らず「コミュニティの力」を使うことも議論するべき日本

元内閣官房副長官で慶應義塾大学教授の松井孝治が11月30日、
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。
防衛費などの財源について解説した。


「共助」という考え方

税金を使わずにコミュニティの力でお互いが支え合い、
長生きできる環境を「どうつくるか」を国会議員が考えるべき

松井)昔そういう議論があったのです。何でも病院で、
最後はチューブにつながれて長期的に入院していたら医療費もかかるし、
本人も幸せではないかも知れないと。
だから在宅も含めた介護を導入したのだけれど、
介護保険にもお金が掛かってきて大変だという状況があります。

飯田)介護保険も。

松井)柔らかなコミュニティの力で、お互いがどう支え合って健康に長生きできるか。
税金に頼らずに生きていくようなやり方を、
国会議員の方々には考えて欲しいと思います。

飯田)コミュニティの力で。

松井)「新しい資本主義」と言うのなら、
マーケットでできることはもっとあると思います。
けれど、同時にマーケットではなく、税金で対応するわけでもなく、
お年寄りと子どもなど、人々がどう支え合うかという議論は昔からあります。
そういうものをどうつくっていくかという問題意識を
役人の人たちは持っているのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4184028eac0c875c0acc1dc9a653c6080a7d24f8