牧師を覚醒剤使用容疑で逮捕 少年の自立支援NPO設立の元組員

兵庫県警は8日、神戸市灘区記田町5の牧師、森康彦容疑者(64)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕した。森容疑者は元暴力団組員という経歴のもと、2010年に神戸弟子教会、11年に自立支援事業をするNPO法人「ホザナ・ハウス」を灘区に設立し、虐待や薬物使用などの事情を抱える少年少女らを支援する活動で知られていた。

逮捕容疑は11月29日~12月8日、覚醒剤を使用したとしている。「まったく思い当たりません」と容疑を否認しているという。

 県警薬物銃器対策課によると、森容疑者に覚醒剤使用の疑いがあるとの情報を入手し、行方を追っていた。8日昼過ぎ、神戸市内を車で走行中の森容疑者を発見し、任意の尿検査で陽性反応が出たという。【大野航太郎】

https://mainichi.jp/articles/20221208/k00/00m/040/307000c