空襲耐え翻訳された「キエフの幽霊」 出版関係者が語る日本への感謝
ロシアによるウクライナ侵攻で、ロシア軍機を立て続けに撃墜した英雄として、SNSを中心に話題になったウクライナ空軍のエースパイロット「キーウ(キエフ)の幽霊」。後に架空の人物と判明するが、この「英雄」を日本の作家が想像を膨らませて描いた同人誌の漫画がいま、戦時下のウクライナで売れているという。
タイトルはそのまま「キエフの幽霊」。B5ほどのサイズで16ページからなる。
漫画は、「2022年2月25日 ウクライナ上空」のシーンから始まる。
ロシア軍機の後ろに迫る黒い影。
「だめだ。振り切れない!」
「こいつはまるで…ッ」
撃墜されるロシア軍機。
「48時間以内にキーウの制空権を奪えると言ったのは君たちではないかッ」
上官に叱責(しっせき)され、再度ウクライナの上空に出撃するも、ロシア軍機の背後に忍び寄る1機の戦闘機。
「まるで幽霊だ…」
https://www.asahi.com/articles/ASQD741DFQCLUHBI034.html