>>76
そもそも地政学ってのはドイツの系譜だし
ドイツのF.ラッツェルが、博物学的でバラバラだった地理学において統一理論を構築しようとした試みからはじまる
いかにもドイツらしい発想だよ
大陸合理論
とにかく統一理論をつくりたがる
そのとき採用した基礎理論がダーウィニズムだった
文明の衝突で有名な、E.ハンティントンなども、闘争的淘汰に偏っていたラッツェルの理論に自然環境要素を取り入れ批判的に発展させたもの
だから、ハンティントンの理論にも現代から見るとひどく科学的に稚拙なだけじゃなく差別的でさえある「未開文明/先進文明」みたいな概念が混ざってる
まあ、米国にはC.O.サウアーの人間による地表改変分析など別の系譜があり、それが戦後J.スチュワードの文化生態学プログラムなど現代的理論に繋がっていってるんだが