拉致問題解決へ“岸田首相 キム総書記の会談実現を“ 官房長官
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221210/k10013919231000.html
北朝鮮による人権侵害を考える啓発週間に合わせて、松野官房長官は、都内で開かれたシンポジウムに出席し、拉致問題の解決に向け、岸田総理大臣とキム・ジョンウン(金正恩)総書記の会談実現を目指す考えを示しました。

政府は、12月10日から16日までを「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と定めていて、10日は拉致問題に関するシンポジウムが都内で開かれました。

出席した松野官房長官は「2002年に5人の被害者が帰国して以来、1人の帰国も実現していない。帰国を待ち望む被害者や家族に対し非常に心苦しく、大変申し訳ない」と述べました。

そのうえで「拉致問題は岸田内閣の最重要課題で、時間的制約のある人道問題だ。問題を解決し明るい未来を描くためには、トップどうしで関係を構築するほかない」と述べ、岸田総理大臣とキム・ジョンウン総書記の会談実現を目指す考えを示しました。