ローソンは12日、消費期限より手前に設定している販売期限を過ぎた商品を値引きして販売する実証試験を13日から始めると発表した。対象の10商品を定価の5割近くまで値下げする。専用アプリを通じて購入すると、店舗内の専用ケースで受け取れる。2030年度の食品ロス5割削減(18年度比)の目標達成につなげる。

クックパッドが展開する生鮮食品のECアプリ「クックパッドマート」と連携して、都内のナチュラルローソン1店舗で23年1月31日まで実施する。販売期限が過ぎた商品を店員がクックパッドマートに登録すると、登録日の午前11時まで同EC上に表示される。消費者がECを通じて注文し決済すると、同日午後11時まで店頭で受け取れる仕組みだ。

デザート10商品が対象で、例えば定価が税込み165円の「生バウムクーヘン」は同91円で販売する。デザート類の消費期限は販売期限より1日程度長いことから、当日中に食べることを呼びかけた上で大幅に値引いて販売し、効果が確認できれば対象品目や店舗の拡大を検討する。

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