政府は2023年度から5年間で投じる約43兆円の防衛費に関し、毎年度均等ではなく前倒しで増やしていく方針を固めた。初年度の23年度は、22年度当初予算の約5兆2千億円(米軍再編経費を除く)から約6兆5千億円に増額する。

関係者が12日明らかにした。

財源の一部を賄う税制措置は、法人税とたばこ税の増税、復興特別所得税の転用を組み合わせる案で与党が調整を進めている。

政府は防衛費の上積み額を合計で17兆円程度と見積もっている。
防衛力を緊急的に強化するには、23~25年度で一気に引き上げて9兆円に近づけ、装備品を機動的に調達できるようにする必要があると判断した。

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