冬の夜空を彩る「ふたご座流星群」。2022年は12月14日夜に極大を迎える。一晩中流星が出現するのが特徴で、流星を初めて見ようという人にもお勧め。月明かりの影響を受けるが、夜空の暗い場所で観測したときに1時間当たりに見られる流星数は45個の予想。前後の日の夜にも観測が期待できる。オススメの時間帯や方角、観測のコツなどを国立天文台に聞いた。
ふたご座の見つけ方
 ふたご座は、ギリシア神話に登場するカストルとポルックスという双子の兄弟が描かれている星座で、目印は冬の夜空で一番見つけやすいオリオン座。等間隔に並んでいる、ボタンのような3つの星が目印。オリオン座の左斜め上にあるのが双子座。明るい2つの星は「カストル」と「ポルックス」兄弟で、左側のちょっと明るいほうが弟のポルックス。

出現期間
 ふたご座流星群の出現期間は12月4~17日。

観測できる時間帯
 ふたご座にある放射点(流れ星が飛び出してくるように見える点)は、ほぼ一晩中夜空で見えているため、夕方から明け方まで流れ星を見るチャンスがある。夕方の早い時間帯は放射点が低く、午後9時ごろからが好条件。深夜の午前2時ごろには、放射点がほぼ天頂に位置するため、流れ星が真上から降ってくるように見れそうだ。出現期間の前半は月明かりの影響を大きく受けるが、極大に向かって影響は次第に小さくなる。
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https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1679695