「定年後も働こう」「地域とつながる」「いつまでも若々しく」。書店にはシニア向けに生き方を指南する人気本が並んでいる。
「世界一周旅行」や「ゼロから学ぶ英語」というのもある。そんな中で、勢古浩爾さん(75)の
最新刊のタイトルが異彩を放っている。
『ただ生きる』(夕日新書)。帯でも、余計なことはしない、と言い切っている。
「私にとっての老いの楽しみとは、何ということのない、ごく一般的な普通の生活のことです」ときっぱりの勢古さん。
「生きる意味や意義も、生きがいや目的も、とくに年をとってからは必要ありませんよ」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/219162