無病息災を願い3年ぶり 京都・千本釈迦堂「大根焚き」

京都市上京区の千本釈迦堂では7日、無病息災を祈る冬の風物詩「大根焚き(だいこだき)」が3年ぶりに始まりました。
ホクホクに焚かれた大根。千本釈迦堂の大根だきは、釈迦が悟りを開いた日を祝う行事で、鎌倉時代から行われています。
本堂の前では、直径1メートルほどの窯に、昆布だしと醤油で味付けされた大根とおあげがじっくりと焚きこまれていました。
去年は新型コロナの影響で生の大根の授与のみ行われましたが、ことしは大根の本数を半分にするなど規模を縮小して、3年ぶりに従来の形での開催となりました。
二十四節気のひとつ「大雪」の7日は京都市内の最低気温は4℃と冷え込みましたが、朝から大勢の人が行列をつくり、ホクホクの大根を食べて無病息災を祈っていました。
訪れた人は「これで病気なく健康でいられたらなと思います」と話していました。千本釈迦堂での大根焚きは8日まで行われ、2日間でおよそ7500食が用意されるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5987c7ef3ba112e9e3d224ce5b5e284979469ad