担任クラスの授業をインスタ投稿、児童判別・書道の名前写り込み…否定した教諭処分(読売新聞オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/60d9cce9ec3d3e0eec26e5eb3ed79cc7722b7878

担任する学級の授業風景を撮影し、児童13人の顔や名前などの個人情報が特定できる写真をSNSに投稿したとして、大阪市教育委員会が市立小学校に勤務する20歳代の教諭を内規に基づく文書訓告処分としていたことがわかった。市教委は教諭の性別は明らかにしていない。

市教委によると、教諭は2021年7月~22年3月、クラスの授業風景を撮影した写真を計14回インスタグラムに投稿。うち1枚は、両目周辺を見えなくなるよう加工していたが、顔の輪郭などから児童1人が判別できた。ほか2枚には11人の氏名が入った書道作品、1人の名字が記されたノートが写り込んでいた。

2月に情報が寄せられ、校長が尋ねた際、教諭は「投稿していない」と関与を否定。その後「教諭としての頑張りを知らせたかった」と認めた。市教委は懲戒処分に当たらないものの、教諭がうそをついたことを踏まえ、7月26日付で文書訓告処分とした。インスタは閲覧者限定の公開だった。

市教委は内規などで、授業の様子を撮影することは必要に応じて認めている一方、個人情報が悪用される恐れがあることから、SNSに私的に投稿することは控えるよう求めている。