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コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩)といわれるADHDのお薬は、2007年10月に日本で初めて小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)を適応とする製造販売承認を取得し、2007年12月に薬価収載され、同月から販売開始されたお薬で、注意欠如・多動症ADHD(注意欠陥多動性障害と翻訳されている場合もあります)に使用される治療薬(中枢神経刺激薬)で、2013年12月には18歳以上の成人期への適応拡大承認を取得しています。
中枢神経を刺激することで脳内の神経伝達機能が改善され、注意力の散漫や衝動性、落ち着きのなさといった症状が改善されることが期待されます。
成分としてはナルコレプシーの治療に使われるリタリンRitalin錠と同一ですが、浸透圧を利用した放出制御システムを採用したメチルフェニデート塩酸塩の放出制御型の徐放錠で、速効性と持続性を合わせ持つのが特徴です。12時間ほど効果が持続しますので、朝1回飲めば、学校や職場での昼間の服用をしないで済むメリットもあります。
このようにADHDに悩む成人や学生、小児の患者さんにとって有力な治療選択肢であるコンサータですが、覚醒剤に類する成分のためその処方には所定の条件を満たした「登録医」のみ(院長の宮木医師らも該当)しか処方することができず、薬を受け取るのも登録された薬局に限定される仕組みとなっていました。
これはいわゆる旧システムといわれるものですが、一部で不正利用もあったために近年ではさらに運用が厳しくなり、2019年12月からはADHD治療薬コンサータ錠は医師・患者ともに登録制となりました。すなわち、医師も新システムへの移行(新システムでの症例報告やeラーニング受講とテスト受講、他の専門医からの推薦を含む)が必要なうえ、新たにコンサータ錠を処方される患者さんも「患者登録」が必須となったのです。
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