安中市の市議会議員が議会の視察に酒に酔った状態で参加したなどとして、ほかの議員から懲罰を求める動議が市議会に提出された問題で、議員は、14日、議会から「公開の議場における陳謝」という処分を受けました。
議員は、その場で、「生活態度を改め、信頼回復に努めたい」などと陳謝しました。
処分を受けたのは安中市議会の小林訂史議員(62)です。
小林議員は、ことし10月、茨城県と宮城県で行われた議会の委員会の研修を目的とした視察に酒に酔った状態で参加し、居眠りや視察先の自治体の職員へのセクハラ行為、それに同僚議員への暴言などを行ったとして、ほかの議員から懲罰を求める動議が市議会に提出されていました。
その後、懲罰を審議する特別委員会が5回開かれた結果、「公開の議場における陳謝」という処分案が出され、14日の本会議で全会一致で可決されました。
この処分は市議会から議員への処分としては4つあるうち「除名」、「出席停止」に次ぐ3番目の重さだということです。
本会議に出席した小林議員は処分に応じた上で、「熱心に研修を行ってくださった関係者の方々に多大なる迷惑をかけたことは、多くの市民から負託を受けた市議会議員として責任感と自覚が欠如していた。信頼を損ねたことを猛省し、生活態度を改め、信頼回復に努めたい。本当に申し訳ありません」と陳謝しました。
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