岸田首相、ラピダス社「20年代後半に次世代半導体量産」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1415I0U2A211C2000000/
岸田文雄首相は14日、都内で半導体の国際展示会「セミコン・ジャパン」の開会式に出席しあいさつした。政府が700億円の補助金を出すラピダス社と米IBMの提携に関し「次世代半導体の2020年代後半の量産実現を目指す」と述べた。
ラピダス社がベルギーの研究機関とも協力すると説明した。「人工知能(AI)や量子といった高度な計算システムや自動走行、次世代ロボットを支える最先端の半導体を日本からも供給したい」と強調した。
「円安メリットを生かすためにも半導体の攻めの国内投資拡大を支援し、経済構造の強靱(きょうじん)化を進める」と語った。「半導体の国内投資を全国展開するとともに、次世代半導体の開発を進める」と話した。
16日まで開く同展示会は半導体の製造装置、素材企業を中心に600を超える企業・団体が出展する。首相が出席するのは初めてで21年はビデオメッセージを寄せた。