白亜紀、南極付近はジャングルだった!? 9000万年前の化石が語る「地球は暑かった」
https://www.gizmodo.jp/2020/04/shocking-study-reveals-ancient-rainforest-existed-near.html

今から1億4500万年~6600万年前、地球は「白亜紀」と呼ばれる時代でした。ティラノサウルスとかプテラノドンとか出てくる頃ですね。実は先日、この時代の胞子や根が発掘されました。研究チームが解析したところ、なんと白亜紀には南極点から1,000kmも離れていない場所がうっそうとしたジャングルだったことがわかったんです!

南極大陸を掘りまくった結果9000万年前の花粉と胞子を発見
昔々、地球の大気は今よりも二酸化炭素濃度が数倍高かったそうで、白亜紀の地球もいわゆる温暖期でした。しかしこれまで、「地球温暖期の南極はどうだったのか」を示す科学的記録は、一切ありませんでした。そこで近年、南極大陸の地下を掘るという壮大なプロジェクトが決行されたのです。

掘って、掘って、掘りまくった結果、南極点からわずか900kmほどの地点で、9000万年前の花粉と胞子が見つかりました。これ、実はすごいことなんです。現在、南極点から1万4000km離れた昭和基地で観測した年間平均気温はマイナス10度。植物生息は、むずかしいですよね。しかし、掘り出された化石を分析したところ、当時は数十種もの植物が生息していたことが明らかになったのです。